事故対応サービスで明らかに通販型が優れているのは「初期対応」です。
今では365日24時間の「事故受付」は各社とも当然のこととなりました。
ポイントは事故直後の「初期対応」が各社どうなっているかということです。
※初期対応…電話による事故直後の状況聞き取り・アドバイス、警察・相手方への連絡、病院・修理工場の手配、その他
通販型の事故対応が優れていると言えるのは、ほぼ通販全社がこの初期対応を土日、祝祭日を含めた365日態勢で行っているからです。
◆通販各社の初期対応の例◆
アクサダイレクト 平日 9:00〜19:00 土日 9:00〜19:00
SBI損保 平日 9:00〜21:00 土日 9:00〜21:00
「土日 9:00〜22:00」というのは土日であっても午後10時までの受付は当日対応になるという意味です。
代理店型でこれに対抗できるのは、数少ない(業界の1割)専業プロ代理店を介した加入で、平日の夜9時、10時でも、また土日でも運よく代理店と連絡が取れる場合に限られるでしょう。
ましてや、自動車ディーラーなど副業代理店での加入であれば比較にもなりません。
この通販型の初期対応サービスについてはもっと広く知られるべきだと思います。
次の引用は、代理店型自動車保険会社の事故担当をしていた方が語る現実の事故対応の姿です。
「・・・既存の国内損保であっても、たいていの場合、ディーラーや修理工場などの兼業代理店などはほとんど事故の一報を受けても、現場に行くことはほとんどなく、保険会社のサービスセンターに取り次ぐ程度である。
私自身、既存の国内損保の事故担当者をしているときに、現場に駆けつけたことはない。
現場に駆けつける代理店も極めてまれであった。
にもかかわらず、多くの人は、「事故が起きたらすぐに保険屋さんが来てくれるものだ」と勝手に思い込んでいる。
現場に駆けつけるかどうかという点で、既存の国内損保と通販の自動車保険会社と比較すると、あまり大差はないということになる。
例外としてセコム損保なら、希望した場合、セコムの警備員が現場に駆けつけてくれるそうだ。
ただ、警備員が現場に行って何ができるのか疑問ではある。・・・」
<引用元>「自動車保険の事故直後の初期対応内容の比較・ランキング」
⇒http://www.sonpo-direct.com/claimservice2.html
事故対応を考える場合に、保険会社担当が現場に駆けつけることと代理店が駆けつけることとはまったく別のことであることを、くれぐれも忘れるべきではないでしょう。